奇術師❀桜新一の手紙

このブログではマジックに関すること、興味あることをマジシャンの視点から書いていきます。

XとY

マジシャンをしているとどんなネタをしたらいいのか迷うことがある。そんなときは大体古典のネタを演じることが多い。しかし、古典のマジックばかりを演じていると、どおしても演技が古臭くなってしまうのではないかと思うことがある。どうすればいい演技ができるか、観客を楽しませることができるか。最近下の動画を見て思ったことがるので、まとめて書いておくことにする。下の動画は島田紳助が吉本の養成所で講義をした時の動画である。Xが自分にできる笑いを探す。Yが時代の流れを読む。マジックでも自分にできるネタや演技を探してキャラクターを作り上げる。そして時代の流れを読む、どんなに腕を磨きキャラクターを作り上げてもメンタルマジックがはやる時代に別のことをやっていたのでははやらない。どの世代に受けるかということも考えなければならい。そんなことを考えながら今日もいいネタを探している。

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ビジター

昔マジックを始めたころよく演じていたマジックがある。ビジターというマジックだ。現象は2枚絵札の黒いカードと赤いカードをそれぞれ先に出してお く。カードを選んでもらい、2枚絵札の赤いカードの間に挟むと選ばれたカードが消え、2枚の黒いカードの間に移る。今度は2枚の黒いカードの間から選ばれ たカードが消えて、2枚の赤いカードの間に移動するというものだ。動画はyoutubeで見つけたものでゆうきともというマジシャンの手順である。下の本 に解説がある。様々なバリエーションがあり私が昔演じていたものはまた別のバリエーションである。

 

ゆうきとものクロースアップ・マジック

ゆうきとものクロースアップ・マジック

 

 

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コインの古典マジック

ある日、とあるブログを拝見していたら(以下)

http://www.cardcoinmagic.com/2013/05/thieves-and-sheep/

あるコインマジックについて書いてあった。それが

”Thieves and Sheep”こと「泥棒と羊」である。

マジックらしいコインマジックはテクニカルなものが多く初心者向きではない。

私も昔はコインマジック習得に結構時間を使った。もったいなかった。

話を戻すと古典マジックでありテクニックもほぼ使わない、しゃべりやテンポなどの練習は必要であるが少しの練習で本格的に見えるマジックである。

 


"Thieves and sheep" (泥棒と羊) セルフワーキング・コインマジック