奇術師❀桜新一の手紙

このブログではマジックに関すること、興味あることをマジシャンの視点から書いていきます。

はじめに

今年から月に1回ぐらいは更新して、古典の作品やマジックについての考え方などを書き残しておきたいと思う。10年近くマジックをしているのに全くマジック界に貢献していないので、これからマジシャンを目指す人にでも読んでもらえたらと思う。はじめにプロとアマの違いについて簡単に私が見て感じたことについて話そう。一番大きな違いは演出とキャラである。プロは演出が完全にアマチュアのそれとは違う。どのような点が違うのかというとセリフが作りこまれており、場合によっては音楽など、演じるマジックにあっている。そして何よりもキャラにも合っている。またはキャラを作ってそれに合わせているという点が違う。ただこの点がかなり強烈であり、アマチュアのマジシャンがテレビなどで見たマジックをそのままコピーしてもしっくりこないのはそのためであろう。次にプロは手順の中に必ず受けるネタを入れている。このウケるネタは昔からあるトリックや売りネタである。それをキャラに合わせて入れている。なぜならば、すべてオリジナルや自分の好きなネタでは多くの人にウケないからである。万人ウケするためには、多くの人に受け入れてもらえるネタが必要なのである。プロでももちろんいくつかはオリジナルを取り入れてはいる。アマチュアは自分の好きなネタで手順が構成されているためウケない場合がおおい。ただし、しゃべりが上手ければウケる。ちなみに受けるネタは古典トリック、火を使うもの、動物を使うもの等だ。