奇術師❀桜新一の手紙

このブログではマジックに関すること、興味あることをマジシャンの視点から書いていきます。

2つの種類の人間

この世には2つの種類の人がいる。

"俺か、俺以外か!”

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…ではなく、空気を読む人間と空気を作る人間である。

 

マジックをしていると自分から流れを作るのが上手なマジシャンと、その場の空気や相手に合わせるマジックを得意とするマジシャンの2パターンある。

 

多少どちらの能力も有しているが、一方の能力が高いのが普通である。

 

流れを作るのが上手いマジシャンは自分の流れに巻き込んでいく、いわゆるムードメーカー的なキャラの人が多くプライベートでも面白い人が多い傾向にある。

 

一方で相手に合わせるマジックを得意とする人は自分のキャラよりもその場の雰囲気や空気に合わせるので無理がなく一定のウケを取れる傾向にあるが、大きく受けることは少なくマジシャンとしてのキャラの印象も残りにくい傾向がある。プライベートでもまじめなややオタク気質な人が多い。

 

単純に喋りを主体とするマジックをやらせるとどちらかの傾向にはっきりと分かれるように思う。

 

もちろん、演出、音楽、衣装などの見た目を工夫して別のキャラを演じることによって自分の流れに巻き込んでいくタイプを演じることは可能である。

 

どちらがいいかとは一概に言えないが、自分で場の空気を作れる人の方が土壇場でも力を出し切れると思う。