うそ発見器のトークについて
テクニカルなメンタルマジック講座という本に付属のDVDにうそ発見器の演技があります。かなり参考になる演技なのでトークの一部を抜粋します。
まずはカードを覚えてもらいます。(忘れそうになったら見てもらう)
今からそのカードについて質問をします。
すべていいえで答えてください。
マークは〇〇ですか。
いいえ。
××ですか。
いいえ。
△△ですか。
いいえ
観客のカードのマークで音が鳴る。
そのあと数字を言っていきその数字で音が鳴る。
「みなさんマジックって楽しいでしょ?」
「僕はこのマジックの楽しさが知ってもらいたいからマジシャンになった。」
ここで音が鳴る。
「勘違いしないでほしくないんですけど、お金が欲しくてマジックやってるんじゃありません。」
ここで音が鳴る。
「マジックで女の子をナンパしたことなんか一度もないですから。」
ここで音が鳴る。
「今日の来ている女性のみなさんは美人ばかりです。」
ここは音が鳴らない。
「皆さん20代の若い方ばかりですから。」
ここで音が鳴る。
実際に見てみると面白さがわかります。
ターベルシステム
最近も相変わらず新ネタを探している。もちろん幾つか考えていて、その内の1つは実際に演じてみた。ウケはまずまずでトークを練り直す必要があると感じた。
マジック自体は単純なもので演出をメインに考えている。
では話を本題に戻そう。マジックをある程度やっていると、ジャンルがある程度決まって来てしまう。それはそれでいいことだと思うのだがカードマジックが多くなり過ぎたり、真面目な演出のマジックが増え過ぎたりしてしまう。
そこでターベルコースを買おうかと思っていたのである。
ターベルコースとはハーラン・ターベル博士が各マジックをジャンルごとにまとめた全8巻もあるマジックの本である。その昔マジックのバイブルと言われ、多くのプロマジシャンが飯の種としてそこに書いてあるマジックを演じていた名著である。
しかしこのターベルコースも時代とともに、各種の目新しい本やDVDに押されいつの間にか絶版になってしまった。
私は近所の図書館においてあったので何度か見たことがあり、内容は古いけれども確実に受けるマジックが詰まっている印象であった。
人とネタが被りたくないので古典から探して、演出を考えて演じようと思っていたわけである。
中古で買えるのでAmazonで見ているとターベルシステムなるものを発見した。
ターベルシステムとはターベルコースを作る前に、マジックの通信講座として売られていたものでより実践的な構成になっている。しかもDVDの解説付きで1巻だけとりあえず即買いしてしまった。確かに内容は何処かで見たことが合ったような昔ながらの手品で逆に目新しい、ここに書いてあるものを一つ加えて古典風にして演じて見ようと思う。
最近のマジックに飽きてきた方にはおすすめです。
エンターテイメントと狂気
今年に入ってから色々なマジシャンの演技を見ることが多くなった。
そして自分の演技にかけているものが少しずつ見えてきている気がする。
それを取り入れられるかは別問題であるのだが・・・
今日は久しぶりにいい演技を見たので、
興奮が冷めやらぬ内にまとめておくことにする。
以前ブログに書いたが
マジシャンにはキャラある。そしてそのキャラは長く演じている内に培われるものである。ただし、そこにはベースというものがある。
正統派のマジックを数十年続けて来たのに、いきなりコメディマジシャンにはなれない。なれなくはないが、どうしてもベースとしての正統派の演技が出てしまう。
もちろんそれを活かした上でなら別のキャラを演じることはできる。
さてと本題に入ろう。
上手いマジシャンと言うのは、その演技・演出がエンターテイメントである。
言い換えるとそれがマジックという枠に収まっていない、自分のオリジナリティを出している。
そしてもう一つ大事なことに改めて気づいた。
その演技・演出は狂気である、つまりクレイジーだと言うことである。
マジックの基礎を学び、トークに笑いの要素を入れ、音楽や照明を工夫する。
このあたりまでは真面目に勉強していればできると思う。
その先、演技の振れ幅、インパクト的なもの、今までのベースとなる枠を飛び越える演技と発想。思いっきりはっちゃけるということなのか。文章にすると難しい。
今後の方針としてはこんな感じだろうか。
真面目に少しづつマジックをしてきて普通な感じのキャラ、とりあえず正統派?
古典の要素
そこに少し笑いの要素を加える。
音楽をつけて綺麗に見えるマジック華やかに見えるもを加える。←いまここ
今の自分をぶち壊した演技を加える。踊りやモノマネ、変な動き。珍しさ。
1ネタぐらい時流に乗ったものもプラスして、新鮮さを出す。
まだまだ先は長いな。。